日本はこれから超高齢化社会を迎えるといいます。長生きするのは悪いことでは
ないですが、身体も頭も弱って人の世話にならなければ生存できない状態の人間ばか
りになってしまってはもはや、社会は成り立たないでしょう。年齢に対する概念も
以前とは変わりつつあります。年齢が高くなっても老人にならずに、若さを保つことは
これからの時代不可欠であろうかと思われます。まず老いや病気は誰でも避けられない
ものであると考えるのはやめ、若いころからの生活の仕方、心の在り方、生き方によっ
て長い年月を経過した後の結果は大きく異なるのだということを認識したほうがよいで
しょう。
できるだけ悪想念を持たない、清らかな心で愛と慈悲の心を常に持つよう努力する、
食事、休養、運動をバランスよく行うことを継続する。具体的にはストレスがたま
らないように楽しくほがらかな気持ちでいられることを心掛け、睡眠は十分とる、
適度な運動を継続して行う、バランスのとれた食事をとる、毒物は体内に取り込まな
い、こうしたことを日常で心掛けて実行していくことが重要です。食事に関しては、
栄養や食材、調理に関する知識も必要でしょう。お店で売られている食品も、安心安
全なものとは必ずしもいえないものも多く売られています。食べてすぐに害が現れる
ようなものはさすがに売ることはできませんが、長年取り続ければ病気の原因になる
かもしれない添加物等に関しては、ふつうに売られている食品に入っています。これ
を避けるかどうかは消費者の選択です。また、ダイエットしたいがために非常に偏っ
た食生活をする人もいますが、これもまた身体をこわす原因になり、老化を進めます。
今、日本でもがんにかかる人が驚くほど増えています。これほど多くの人ががんに
なるのにその原因と予防についてはっきりしたことが述べられないのはなぜでしょう?
世の中では定期健診を受けることばかり進めています。自分の身は自分で守るしかあ
りません。正しい情報が伝えられるとは限りません。何か都合の悪いことがあれば
一般に公開されず隠蔽されるのは世の常でしょう。たくさんの情報の中から何が正しい
のか、見極める必要があります。がんにかかりたい人など誰もいないのです。
バランスの取れた日常生活をこころがけることで健康体を維持することは可能です。
お金をかけて特別なことをする必要はないのです。