バレエの起源はヨーロッパのルネサンス期の宮廷舞踊とされています。
現在バレエの基礎となっている5つの足のポジションなどが考えられたのは
もう少し後になってからで、技術面ではフランスの宮廷で発達し体系づけられて
いったようです。ルイ14世などは自らもダンサーとして舞台に立っていたと
いわれています。
帝政ロシアにおいてもバレエは女帝や皇帝により手厚く保護されていました。
こうしたことからバレエは今日においても庶民的というよりは、王侯貴族のダンス、
高貴で尊大な、近づき難いイメージのものとしてとらえられるようになったのかも
しれません。バレエの衣装も、クラッシックの作品のものはまさにヨーロッパの
お姫様のイメージのものが多く、子供から大人まで女性たちがバレエに憧れを抱く
要因にもなっています。
非日常のイメージの中に身をおける、夢をみることができる、それもバレエのレッスンの
魅力のひとつです。他のダンスやスポーツとは異なるところです。